デジタル遺品整理とは?そのリスクとメリット、具体的な手順について徹底解説!
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スマートフォンやパソコンが生活に欠かせないものとなった現代。近年では特にSNSを利用したり、オンラインで買い物をしたり、写真や動画などのデジタルデータを保存したりしています。そして、これらのデジタル情報は故人が亡くなった後も残り続けています。
「父のスマートフォンにロックがかかっていて開けない」「母がどんなサービスを利用していたのか全く分からない」「故人のSNSアカウントに不審なログインがあった」こういった相談が増えています。遺品整理といえば、かつては家具、衣類、書籍などの物理的なものが中心でしたが、今や「デジタル遺品」への対応が課題となっています。
本記事では、デジタル遺品の保存方法とメリットについて詳しく解説いたします。
◆デジタル遺品とはデジタル遺品とは、故人が生前に使用していたスマートフォン、パソコン、タブレットなどのデジタル機器や、SNSアカウント、メールアドレス、オンラインサービスのアカウントなど、デジタル領域に残された情報や資産のことを指します。形として目に見えないため見落とされがちですが、故人の大切な思い出や、時には重要な財産が含まれていることも少なくありません。
◆デジタル遺品の種類デジタル遺品の種類としては、以下のようなものがあります。
・デジタル機器本体
スマートフォン、パソコン、タブレット、デジタルカメラ、USBメモリ、外付けハードディスクなど
・オンラインアカウント
SNS(Facebook、Instagram、X、LINEなど)、メールアカウント、ブログ、YouTube、オンラインストレージ(Google Drive、Dropboxなど)
・金融関連
ネットバンキング、証券口座、暗号資産(仮想通貨)、電子マネー、ポイントサービス
・有料サービス
動画配信サービス(Netflix、Amazon Primeなど)、音楽配信サービス、オンラインゲーム、各種サブスクリプションサービス、有料アプリ
・デジタルデータ
写真、動画、文書ファイル、連絡先、メッセージ履歴、音楽ファイル
◆デジタル遺品を放置することのリスクデジタル遺品を放置すると、さまざまな問題が発生する可能性があります。
・経済的な損失
月額料金が発生するサブスクリプションサービスを解約しないまま放置すると、不要な料金が継続的に引き落とされ続けます。数ヶ月、数年と気づかないうちに、相当な金額になることもあります。
・セキュリティリスク
放置されたSNSアカウントが乗っ取られ、詐欺メッセージの送信や不正な投稿に悪用されるケースも報告されています。また、個人情報が保存されたままの機器を不適切に処分すると、情報漏洩のリスクも生じます。
・相続トラブル
オンラインバンキングや証券口座、暗号資産などの金融資産が把握できず、相続手続きが困難になることもあります。デジタル資産の存在が後から判明し、遺産分割協議をやり直すケースも出てきています。
・感情的な負担
故人のSNSアカウントに誕生日の通知が届き続ける、友人からメッセージが来るなど、遺族にとって精神的な負担となることがあります。
◆デジタル遺品整理の進め方デジタル遺品は以下のステップにそって整理するとよいでしょう。
1. デジタル機器の確認
故人が使用していたすべてのデジタル機器を確認し、リストアップします。自宅だけでなく、職場や実家に保管されている機器がないかも確認しましょう。
2. アカウントの把握
メモや手帳、メールの受信履歴、銀行口座の引き落とし明細などから利用していたサービスを特定します。パスワード管理アプリを使用していた場合は、そこから情報を取得できる可能性があります。
3. 各サービスへの連絡
サービスごとに定められた手続きに従い、アカウントの削除や退会を行います。多くのサービスでは、死亡診断書や戸籍謄本などの証明書類が必要になります。各社で手続き方法が異なるため、個別に確認が必要です。
4. データのバックアップ
思い出の写真や重要な文書など、残しておきたいデータは別の媒体に保存します。クラウドに保存されているデータも、期限が切れる前にダウンロードしておきましょう。
5. データの完全消去と機器の処分
データを完全に消去してから、適切な方法で処分します。単にファイルを削除しただけでは復元される可能性があるため、専用のソフトウェアを使用するか、専門業者に依頼することをおすすめします。
◆パスワードが分からない場合パスワードが分からず、機器やアカウントにアクセスできない場合でも、対処方法はあります。各サービスの運営会社に問い合わせることで、戸籍謄本などの証明書類を提出して、正式な手続きを経てアカウントの削除や凍結が可能です。スマートフォンやパソコンのロック解除については、デジタル遺品整理の専門業者に依頼することも選択肢の一つです。ただし、不正なアクセスは法律に抵触する可能性があるため、必ず適切な手続きを踏むことが重要です。
◆専門業者に依頼するメリットデジタル遺品整理には、専門的な知識と相当な時間を要する作業です。特に故人が多くのオンラインサービスを利用していた場合、すべてを把握し対処するのは容易ではありません。専門業者に依頼することで、以下のようなメリットがあります。
・デジタル機器からのデータ復旧・抽出
・パスワード解除の技術的サポート
・各種サービスへの解約手続きの代行
・個人情報の適切な消去
・法的に適切な手続きの実施
・遺族の心理的負担の軽減
遺品整理の専門業者である千歳は、デジタル遺品についても豊富な経験と知識を持ち、ご遺族の状況に合わせた最適な方法をご提案いたします。
デジタル遺品は、現代の遺品整理において避けて通れない課題となっています。適切に対処しないと、経済的損失やセキュリティリスク、相続トラブルなど、様々な問題を引き起こす可能性があります。
デジタル遺品整理でお困りの際は、経験豊富な専門業者にご相談ください。故人の大切な情報を適切に扱い、ご遺族の心に寄り添ったサポートをいたします。どんな小さなことでも、お気軽にお問い合わせください。
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